急に寒くなった時、歯や顎が痛くなる原因とその対処法。3つ
Blog--予防歯科

三鷹市ファミリー歯科医院、歯科医師・フラクタル心理カウンセラーの佐野サヤカです。

今朝から東京は急に寒くなりましたね。

朝、ワンコの散歩に行くのですが、

何も着せて行かなかったので、ワンコもブルブル震えておりました。

 

さて、こんな日は

普段はなんともないのに、この時期特有の

ある特定の症状を持つ患者さんが増えます。

その症状は以下の3つです。

 

1,歯がシミル

2,噛むと痛い

3,顎が痛い

 

その説明と対処法をお話しますね。

 

 

 

 

 

 

1,歯がシミル

これはどういうことかというと、

急に寒くなったせいで、体に力が入りやすくなり、

そのせいで気づかぬうちに、食いしばりが生じることが多いのです。

 

食いしばりをすると、歯と歯を強く噛みしめますので、

歯の根元の部分に負担がかかり、知覚過敏の症状が一時的に強く出ることがあります。

柑橘系の食べ物が好きな方は、こんな時、根元だけでなく噛み合わせの部分もしみることが多いようです。

酸っぱい食べ物はPhが低いため、

虫歯菌がいなくても歯を溶かしてしまうからなのです。

もしかして、歯にヒビが入っている場合もあります。

 

〇対処法としては、食いしばりをやめ、歯を溶かすような食べ物を避けることが大事ですね。

でも、知覚過敏でなく本当に虫歯の可能性もありますから、

一度、歯医者さんで見てもらった方がいいですよ。

 

2,噛むと痛い

これも、食いしばりが原因です。

ググっと嚙みこむを続けることで、

歯と歯槽骨の間の歯根膜という膜が圧迫され続けることで

炎症が起きます。

そのせいで、いつもは平気な食べ物も、

「アレ?痛い」というふうになるのです。

 

この対処法も、食いしばりをやめること。

 

また、

もう少し進行してしまい、食べ物を食べなくても、

普通に噛み合わせただけで痛い(+o+)

という状態になってしまった時は、

問題の歯を積極的に休ませてあげなくてはいけません。

 

そのため、

痛みのある歯やその歯が噛みあう相手の歯を

少し削って当たらないようにするだけで、ずいぶん楽になるかと思います。

 

〇食いしばりだけでなく、歯周病や虫歯が進行しても

「噛むと痛い」となりますので、

歯医者さんで見てもらってくださいね。

 

3,顎が痛い

これも、食いしばりが原因です。

食いしばることでアゴの関節がグイグイと押しつぶされ、

周囲の血流などが悪くなり、痛みが生じます。

同時に、肩などにも力が入りますから、

肩こり、首こり、頭痛なども生じるかもしれません。

 

〇この対処法は、

やはり、食いしばりをやめること。

食いしばっていると思ったら、頬を膨らましてみてください。

頬を膨らませる時は、ほとんどの方が上下の歯を離すので、

食いしばりをやめることにもなりますし、頬にある筋肉を伸ばすこともできますよ。

同時に、下あごを前に出してみてください。

顎の関節が食いしばりの圧から解放され、血流が多少は良くなるでしょう。

 

マッサージに行ったり、お風呂にゆっくり入ったり・・。

いろいろ工夫をしてみてくださいね。

 

歯医者さんでは顎関節に症状がある方に、

スプリントというマウスピースをお作りするのですが、

これは食いしばり防止装置ではありません。

 

スプリントを入れる目的は

  • 歯を守るため
  • 顎の負担を軽くするため

です。

 

顎の症状の元となる食いしばりは、

癖なので、自分で直すしかないのです。

 

 

寒くなくても食いしばりをする人がいます。

 

私も以前はその一人でした。

歯が痛くなるし、口は開きにくいし、あちこちしみるし、顎が痛いし

どこで噛んでいいのか分からなくなるし、

体中が痛くなり、

本当に辛い思いをしました。

 

そして、私はある方法を編み出して、それ以来

昼間も夜も「歯ぎしり、食いしばり」をしなくなったんですよ。

歯ぎしり・食いしばりは無意識で行われることが多いです。

なので無意識の癖をやめるには、

無意識にアプローチするといいのです。

 

いつか、その講座を開催したいと思います。

 

講座の準備ができたらお知らせしますね。

 

リクエストはこちらから。(↓のお問い合わせフォームよりお願いします。)https://docs.google.com/forms/d/1iLBl3TpqZh_Ajo1RqS6fiMSO79FajWdZKzWxqnSZpTc/edit

 

歯ぎしり、食いしばりは歯の寿命を短くするだけでなく、

歯が折れたり、欠けたるする原因になるので、

食べることに問題が出てしまうと、

もしかして、あなたの寿命も短くするかもしれません。

ですから、

予防のために歯科医院に定期的に通う

だけでなく

歯ぎしり、食いしばりをやめていきましょうね。

 

最後までお読みいただきありがとうございました(^^)

 

 

 

 

 

 

カテゴリー:予防歯科, 患者さんへのメッセージ, 歯科疾患  投稿日:2023年11月11日

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