口呼吸と喘息

三鷹市、ファミリー歯科医院、院長の佐野真弘です。

口呼吸の弊害シリーズです。

 

Oral health in young adults with long-term, controlled asthma.

Acta Odontol Scand. 2011 May;69(3):158-64. Epub 2011 Jan 13.

という比較的新しい報告では、18歳から24歳までの若年者、

長期間コントロールされている喘息患者群20人と健常者群20人とを比較検討しています。

 

いろいろな口腔内の所見について調べていますが、それによると

喘息患者群では、初期う蝕(初期の虫歯)、歯肉炎の発症率が高いことが分かりました。

また唾液分泌能も低下しているとのことです。

 

そして注目すべきことは、

健常者の10%が習慣性口呼吸だったのに対して

喘息患者群の何と65%が習慣性口呼吸だった、ということです。

口呼吸のために口腔が乾燥し、初期う蝕と歯肉炎の発症率が高くなると思われます。

 

喘息だから口呼吸せざるを得ないのか、

習慣性口呼吸だから気道への刺激性が高くなり喘息を誘発しやすくなるのかは不明ですが、

習慣性口呼吸と喘息との間の悪循環を断つ、ということは大事なことだと思います。

 

喘息というと病気だと思いますが、口呼吸といっても病気とは認識してはもらえません。

 ただ習慣性口呼吸が万病の元になっていることは確かではないでしょうか?

 

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投稿日:2012年3月3日  カテゴリー:口呼吸