私が心理学を学んだ理由④ 手術の後遺症?
Blog--こころの研究室
三鷹市、ファミリー歯科医院の佐野サヤカです。
私は現在、お口の癖からその方の心理を読み解き、人生を原点から輝かせる活動をしています。具体的には心理学をベースにした講座や個人セッションを行っていますが、歯科医師である私が心理学を学ぶきっかけをお伝えしています。
前回のブログでは、入院の話を書きましたが、今日はその続きです。
新幹線と中央線を乗り継ぎ、やっと家に帰ってきて、一安心。
お家で寝るのは、やはり安心感がありました。
でも、ゆっくり休めることはなかったのです。
それは、いわゆる「排便障害」があったからです。
「排便障害」とは、
便を溜める直腸の切除やその周囲の切除などによって、神経や筋肉の動きが悪くなり
- 排便回数が増加
- 排便量の低下
- 残便感
- 突然の便意
- 便失禁
- 便秘
等の症状が出ることを言います。😣
私の直腸は2センチしか残っていないため、1日20回以上もトイレに駆け込む日々が続きました。
急いでトイレに行っても、全然出なかったり、ちょっとしか出なかったり・・。
トイレから出た瞬間に、すぐに便意があり結局間に合わなかったり・・・。
便意に振り回されてヘトヘトでした。😩
リハビリパンツを履いているとはいえ、間に合わなかった時のショックというものは相当なものでした・・・。
手術の影響で「お腹が狂っちゃった」そんな感覚でした。
それ以上に辛かったのが、悪寒戦慄を伴う下痢や便秘を繰り返したことです。
インフルエンザや食あたりにあった時のような、ガタガタという寒気と共に、体が骨から冷えてしまうのです。
カイロを貼り、電気敷布を強にしても、体がどんどん冷えていく・・・。
ご飯を食べようと思っただけで、症状が出るので、ご飯もろくに食べられませんでした。
医師に聞いても、こんな症状を訴える人はいないとのことでした。🤔
*今となっては、メンタル的な問題だったと分かりますが、当時は「術後の後遺症」というくくりにしていたので、メンタルが原因とは全く気がつきませんでした・・・。
*2センチでも直腸を残してくださった先生方には感謝しております。大変な手術をして頂き、ありがとうございました!
カテゴリー:こころの研究室 投稿日:2023年2月12日